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型枠大工に資格は必要?型枠大工に関わる資格を紹介

鉄筋コンクリート造の構造体や、木造住宅の基礎をつくるのが型枠大工の仕事です。
このような工事に携わる際に、型枠大工の資格は必要なのでしょうか?
今回は、型枠大工の資格の必要性や、型枠大工に関わる資格を分かりやすく解説します。

型枠大工になるのに資格は必要ない?

建築工事には多くの職人が携わっておりますが、建物の躯体や基礎をつくる大切な役割を担っているのが型枠大工です。
型枠大工はフリーで活躍しているほか、工務店や建設会社に所属しているケースがほとんどです。
躯体や基礎に少しでも歪みなどの不具合が起きると、最悪一から工事をやり直さなければいけなくなるため、型枠大工の責任は重大です。
重責を担う型枠大工ですから「何らかの資格が必要なはず」と、考える方も少なくないでしょう。
しかし、結論を言えば、型枠大工になるためには資格は必要ありません。
型枠大工求人の募集要項を確認すると、無資格未経験者でも歓迎している会社が大半です。
ただし、型枠大工として取得しておいた方がいい資格もあって、有資格者であれば優遇され、手当等が無資格者よりもかなり良くなります。
また、働きながら資格を取ることができる「資格取得支援制度」を整備している会社も多いため、やる気があれば入社後に複数の資格を得ることも可能となっています。

型枠大工に関わる資格

型枠大工に関わる資格は複数ありますが、取得すると役立つ代表的な資格を紹介します。

型枠支保工の組立て等作業主任者

型枠大工には特に必要な資格はありませんが、型枠支保工の組み立てや解体をするためには資格が必要です。
型枠支保工とは、コンクリート打設に用いる型枠を支持する仮設の設備のことで、求められる資格が「型枠支保工の組立て等作業主任者」です。
この資格を取得するには、21歳以上で3年以上の実務経験がなくてはいけません。
ただし、専門の高校や大学や職業訓練校などを卒業すれば、その後2年以上の実務経験を経て受験資格を得ることができます。
受験資格を得るまでのハードルは高いですが、受験内容は簡単な試験と講習だけなので、合格率はほぼ100%となっています。

型枠施工技能士

数ある資格の中でも、型枠大工が目指すべきものが「型枠施工技能士」です。
この資格には1級と2級があって、2級の資格を取得するためには2年以上の実務経験が必要で、1級の場合は2級を取得した後2年以上の実務経験がなくてはいけません。
いきなり1級にチャレンジするためには、7年の実務経験が要求されます。
2級に合格すれば各都道府県知事から合格証書が交付され、1級だと厚生労働大臣からの交付となります。
合格率は約50%と簡単ではなく、この資格を取れば型枠大工としてのスキルが証明されることになります。

玉掛作業者

玉掛けというのは、クレーンのフックに荷物を引っかける作業のことです。
型枠工事では、型枠をはじめとする資材を現場に搬入しなくてはいけないことから、この資格を取得していれば作業をスムーズに進めることができます。
18歳以上に受験資格があって、合格率も90%以上の簡単な試験です。
型枠大工として最初に取得すべき資格とも言えます。

資格を取得するメリット

型枠大工になるために資格は必要ありませんが、資格を取得することには様々なメリットがあります。

組織に必要な人材となり待遇も良くなる

有資格者であれば、転職するときには好待遇で迎え入れられることは前記しましたが、それだけではありません。
資格を取得することにより、会社などの組織にとってなくてはならない存在になれます。
型枠大工はやる気と体力があれば務まる仕事ですが、資格がなければ工事自体を行うことも現場を回すこともできません。
また、資格があることで自尊心が高くなり、仕事にもやりがいをもてるようになることも大きなメリットです。

独立ができる

資格を取得することで、独自に工事を請負って現場も回すことができるため、独立して会社を立ち上げることも可能となります。
独立を目指す場合は、下積み時代に現場で多くの人に積極的に触れ合うように心がけ、人脈と営業力を身につけましょう。

将来の安定・安心が手に入る

資格があればどこに行っても重宝され、ある程度の収入も維持できるようになります。
たとえ所属している会社や組織が潰れても、資格さえあればどこでも働くことができため、将来の安定・安心を手に入れることができます。

まとめ

型枠大工になるために必要な資格は特になく、体が丈夫でやる気さえあえば、誰でもなることができます。
ただし、型枠大工に関係する資格は「型枠施工技能士」などがあり、資格を取得することで技術力を証明することができます。
資格を取得していれば、転職をするときなども好待遇で迎えられる可能性が高く、組織にとって必要な人材になることもできます。
また、資格があれば独立をして自分で会社を立ち上げることも可能となります。
独立をしない場合でも、無資格よりも収入が安定して、手に職があることも認められるため、将来の安定・安心が手に入るなどの多くのメリットを得られます。