型枠工事を円滑に進めるチームワーク
仕事をする上で重要なことは、どんな仕事でも周囲との協力体制やチームワークでしょう。中には個人プレイで進められる職業もありますが、ほとんどの人は働く上で周囲との関わりなくしては進められないはずです。型枠工事の職人も同じで、先輩やベテランとなる人物が若い人や入社したての人を育成することで、より仕事が円滑に進めやすくなります。怒られたことや叱られた経験が少ない最近の若者は、ちょっと注意しただけですぐに辞めてしまうケースや、次の日から出社しなくなるケースなど多々あるとされています。しかし、丸与工業では、ちょっとしたミスや勘違いが作業を狂わせるだけでなく、命にもかかわる大掛かりな作業に携わっていることが十分あるため、きちんと注意をしながら改善点を一緒に考えるような進め方をしています。
人に何かを教えることはとても難しいですが、教える側にとってもとても良い勉強になっていることは確かで、自分がきちんと指導された経験を持つ人は、立派な先輩として後輩育成に優れた技能を発揮します。リーダーや上に立つ人にはそれなりの資質が必要な気がするかもしれませんが、仕事に対する思いや情熱が強い人であれば、少し控え目な人や大人しい人であっても十分リーダーになれるのです。逆にリーダーは仕切れるという変な誤解を持っている人物がトップに立ちますと、自分では何も行動しないまま指示ばかりする方向へ振れてしまうと、問題ばかりが浮き彫りになり、良いチームワークを育てることが難しくなります。誰もがリーダーになれる可能性がありますが、誰にでもできるものでないことも良く分かります。
型枠工事を安全に進めるためには、共に働く従業員同士の協力体制が大切で、その心掛けが大きな仕事を得られる信頼や仕事ぶりが信頼を獲得することに繋がります。職人という言葉の響きは、怒鳴り続けている印象があるかもしれませんが、丸与工業では働きやすい環境を維持しながらも、きちんと仕事ができる人材をしっかり育成しています。